(平成13年1月17日 読売新聞朝刊)

  初谷北陸大教授地位保全を決定  地裁


 北陸大(金沢市、北元喜朗理事長)から一方的に退職されたとして、初谷良彦元法学部長が金沢地裁に地位保全の仮処分申請をしている問題で、同地裁は16日、初谷氏の今年度末までの法学部教授の地位を保全する決定を行った。
 初谷氏は、大学側に提出した日付のない退職願の効力について、無効と主張していたが、決定ではこれを認めた。しかし、退職日は、年度末と解釈されうるとして、理事長が退職時期を定めたのは不当であるとしている。
 これに対し北陸大では。、先月22日で雇用契約は終了しており、法的措置も検討するとし、中川幸一専務理事名で「本学の対応については、いささかの変更もありません」とのコメントを出した。



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